新・つかたんと疾れ!2015

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...... 2016年05月01日 の日記 ......
■ ボロい・・・これこそが代車   [ NO. 2016050101-1 ]

イソテクムの修理が長引いてる・・・いやとっくに治ったが修理中のお話で!!


もはや車検とか修理とかいうレベルじゃない期間が過ぎていて、なんと代車も3台目にチェンジするという。
さすがに試乗車を貸し出すのも限界がきたのか、本来の貸し出すべき代車が来た。

それは「ロゴ」という車。
ホンダが15年前以上前に?生産してたコンパクトカー。
丁度トヨタからあの名車・初代ヴィッツが出るか出てないかの時期で出た車で、時期としてはヴィッツではなくスターレットをライバルにしてた頃のエントリーコンパクトカーだ。
初代ヴィッツはコンパクトカーの常識を打ち破る品質とデザインの車で、この車をキッカケにコンパクトカーの革命が始まったと言える。
ヴィッツがコンパクトカー革命の始まりで、それに対抗して出来た車がホンダのフィットであり、以後コンパクトカー戦争が始まりコンパクトカーの品質は上がり続ける一方だ。

だからこのロゴはコンパクトカー革命が始まる直前の車であり、ある意味「まったり」した時代の車とも言える。
コンパクトカーはコンパクトカーでライバルとの競争はあるものの、まぁ安物だしまぁ本気出さなくてもいいべ?的な感もあったと思う。
と、聞くとダメな車に思えてくるが、この時代はこの時代で良い所もある。
メーカーがそれ程力を入れてない「チープな車」であるのだが、そのチープ感がいいのだ。
ガチガチに力を入れてない所がいいのだ。
今のコンパクトが本場のラーメンだとすれば、この頃のコンパクトはカップラーメンだ。
ラーメンは本場がそりゃ美味いだろうがカップラーメンもまた本場に出せない味がある。

まず内装。質素で良い。ロゴをレビューしてる人は「内装の質感が悪い」と書く人が少なくないが、つかたん的には「そお?」と思ってしまう。
そんなに悪いとは思えないんだけどなぁ。
親しみやすくて結構好き。
では外装はというと、四角くて特徴が無くてまぁ普通というか普通すぎるのが一周回って嫌いじゃない。
ある意味プジョー106や205っぽくも見えなくもない。
あと室内は背が高いだけにそんなに狭く感じない。日常で不満なく使える空間だと思う。

走りは・・・・1300ccを最高出力ではなく、低速トルクに全振りに使っていて、なんと最高馬力は今の軽自動車以下。
スペックだけを見るとえらくショボィ出力だが、実際アクセルを踏んでみると全くこれが不満ないパワー感なんだな。
なにせ低速トルク全振りだ。遅いどころか発進の加速は凄いある。軽自動車なんてメじゃない。車体も軽いしね。
最高馬力は低いけど実際乗ってみるとパワー感はある。
これはディーゼルエンジンに近いエンジンだ。
ユーザーは最高出力で車を判断しがち。だがホンダは実用を考えてこのエンジンをデザインしている。
コンパクトカーに本来求められる実用域を重視したユーザーのための車を作ったんだよね。

走りは加速感は思ったよりある、コーナリングはまぁ安物だけにちょっと厳しいみたいだが、これも80キロ以下で走るのを想定してるとの事。
これは車のスーパーカブみたいなものなのかもしれない。
特徴が無いのが特徴の外見・内装。実用域だけに割り切った走行性能。
まさに「足としての車」だ。
全く特別な車じゃない。だからこそ相棒として親しみやすさを感じる。その親しみやすさが「特別な車」に感じられるのだ。
気張ってないチープな車。これは今の車では中々お目にかかれない。だからこそある意味で価値のある車と言えるのだ。

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