新・つかたんと疾れ!2015

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...... 2015年04月28日 の日記 ......
■ 乗ると手がかゆくなるんだよ   [ NO. 2015042801-1 ]

ある事でつかたんの車を出していて、それの換わり・・・つまり代車として「RAV4」という車を貸していただけた。
RAV4とは昔トヨタから発売「されていた」ライトクロカン車。平たく言うとオフロード車だ。
最初のモデルはつかたんが専門学生だった頃だろうか?キムタクがCMしてた。

つかたんが物心付いた頃に最初に欲しいと思った車。それがRAV4。
だから20年の時を経て欲しいと思った車に乗れたのは幸運と言える。
さて「物心付いた頃」とは?子供の頃のような現実も知らない一方的な憧れや理想ではなく、
一応成人して?具体的な収入?や現実的な状況から「これぐらいなら買えるかな?」と思えた車だ。
スポーツカーにも憧れはあったが、ああいうのはもの凄く高くてもの凄く維持がかかる、って思ってたからな。
別にスポーツカーにも色々あって、安いものもあったのだがその頃は無知すぎたのだ。
しかしRAV4も当時のつかたんの収入から言って決して安いと言える車でもなかった。
価格は200万円ぐらいだったと思う。
だから結局買わなかった・・・いや買えなかったのだ。

結局、ライトウェイトスポーツと呼ばれるトレノ(の、超低グレード)を買ってしまったわけだが、
それでもこれはこれで憧れの車は憧れのままでいたりする。
だから今、RAV4に乗れるのはやっぱり嬉しいのだ。まさか20年経ってから乗れるとはね。

おそらく15年は経ってるのだろう。代車の初代RAV4は古さは隠せない。
「古臭い」のではない、物理的に「古くなってる」のだ。
ゴム類は劣化して割れてる部分もあるし、ショックは寿命でギシギシ音するしあとなんかブレーキが・・・
ブレーキがきかないのだ。普通に走ってる時は普通にきくが、止まりそうな速度でなぜか猛烈にきかない。
止まってる時でもブレーキを強めに踏んでないとクリープで勝手に進もうとしてしまう程。
その証拠に後につかたんの車に戻った際、感覚が狂ってブレーキを踏みすぎてカックンしてしまった程だ。
これは古さから来るものなのか元々の仕様なのかはわからない。
あと燃費が猛烈に悪い。リッター9キロぐらいじゃないのか?20キロぐらいの通勤なのに片道でメーターがわかる程下がっているのだ。
確かにこの頃のエンジンは1.5リッターでも14キロぐらいだったので、2リッターともなれば10キロぐらいなのかもしれないが・・・

さて、悪い所はともかくとして、今乗ってみると・・・
思ったよりアイポイントが低いんだよね。クロカンというと結構高い視線に思えるがこれはセダンよりちょっとだけ高いって感じ。
そしてそのオフロード車というイメージから来るゴツさを感じられない程「普通」の車って感じ。
なんというかあらゆる点が「普通」なのだ。走りも使い勝手も。
まぁその「普通」さ、「ライト感」がRAV4のウリだったのだが。
これまでのオフロード、クロカンはゴツく重く小回りがきかない、と色々覚悟が必要だったカテゴリーだったが、
RAV4はライトでスタイリッシュなスタイル、小さく小回りがきく大きさなど、「若々しい」クロカンとしてデビューしたのだ。
そんなの今では当たり前だが、それはRAV4という車があったからこそ。
エクストレイルやジューク、ヴェゼル、フォレスターなどもRAV4がいなかったら存在してなかったかもしれない。
それだけRAV4は斬新だった車なのだ。
つかたんもその「ライト感」に新しさやスタイリッシュさを覚えて欲しいと思ったわけだ。

そしてそのスタイルは今見ても好き。やっぱ直撃世代的はデザインって古くなっても好きのままなんだよね。
だって最初に憧れたスポーツカー、CR−Xは今見てもステキデザインなんだもん。
チョロQみたいなギュっと縮まった全長、それでいて男らしさを感じるゴツさ、など「カワカッコイイ」さがいいバランスで取れてたと思う。
走りはクロカンを感じさせない普通の車で、セダンと変わらない操縦性だと思う。
ただ後席、荷室が・・・・
狭いのだ。さすが3ドア。3ドアではあるのだが、これつかたんの車より狭いぞ?
後席は狭いは狭いが、リクライニングできるので圧迫感を感じないが、ラゲッジは致命的に狭い。荷物を全然積めないのだ。
リアシートを畳んでもそれでもやっと面積的にはつかたんの車と同等レベル。畳んでやっとセダンの荷室と同じ広さなのだ。
運転席から後は軽バンと同じかそれ以下、クーペよりも使い勝手が悪い。
一応スノーボードなどにも行くイメージの車なのにスノーボードなどそのまま積めるわけがない。
まぁそう思ったからなのか、後に人も荷物も積めるようになった5ドアモデルが追加されるが、それだとただの普通のクロカンって感じで魅力が薄かったな・・・そこはジレンマか・・・

そんなRAV4も、時代が進むにつれライバルも増え、また同じトヨタでも似たようなコンセプトのライトクロカンが増え、例のごとく中途半端に大型化、そしてその中途半端ゆえに居場所が無くなってモデル消滅・・・
日本では2代目までしか作られなかったみたい。
それでも海外では3代目以降も生産されてるようだが・・・
こおいう車ってなんで道を間違えちゃうんだろうね?
初代が一番好き、って思えるって事はそれ以降のモデルの魅力が無かったって事だ。
最初小型車としてデビューした車がわずかながらも大型化肥大化しそしてそのまま消えてしまうという・・・
例えばシビックとか・・・・

憧れだった車も今乗るとまぁ普通の車だったんだな、って思う。
いや、RAV4はデフロックなどを備える結構本格的なオフロード車でもあったのだが・・・
当時もし思い切ってRAV4を買えて所有してたら今はスポーツカーに乗ってなかったと思う。
それは良い事なのか悪い事なのかわからないんだけど、20年も経ってから乗るとなんとも不思議な気持ちだ。

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