 セレクター・ウィクロスっつーアニメが放映中だ。 これはいわゆるカードバトルモノのアニメで、極端に言えばカード売ってるスポンサーの促進番組と言える。 だが今までのカードバトルモノのアニメと違うのは、大人向けの深夜アニメって所だ。 つかたんの知る所では大人向けカードバトルアニメはこれが初めてかもしれない。
つーってもつかたん的にカードバトルって全然興味無いんだよね。 残念ながら世代が違う。 学生時代にカードで遊んだわけじゃないから、その雰囲気やバトルの楽しさとか全然価値観が無い。 しかも今までのカードバトルアニメは皆子供向けだから、たまたまチラ見する事はあっても観たいなんて全然思わんわけで。観ても当然面白いとは思わない。
な、わけでそのウィクロスっつーのも番宣で見ても期待してたわけじゃないし、今でも別に楽しみに観てるわけじゃあない。 が、一応観てると凄く、ツッコミを入れたくなる。バカっぽいとか、ストーリーが破綻してるとか所詮子供向け、とかのツッコミじゃなくて・・・・
凄く暗いのだ。暗い。 中高生で人気だと言うウィクロスというカードゲーム。しかしごくわずかな人だけが「生きてるカード」を手に入れる事ができる。 それは本当のウィクロスバトルに参加できる資格だと言う。 バトルに勝ち続ける事で「願いが適う」のだと言うのだ。 よって、選ばれた者・セレクター達がお互いの願いを賭けて戦うのだ。そこまでは普通。
だが3回負けると資格者の資格を失う。それはまぁ普通のペナルティだろう。 しかしここからが本番で、資格を失った者は「願いがマイナスになる」のだ。 友達が欲しいと願った者は、せっかく友達ができてもその記憶が失われその後一生友達ができなくなる。 お金持ちになりたいと願った者は一生借金に苦しむ事になる。 病気を治したいと願った者は、病気が悪化。つまり死ぬ。
言うなればセレクター同士の殺し合いなわけで、これまた人間関係もネチネチしたものなんだよな。 目を付けた(弱そうな相手)をストーカーのように付け回し「バトルしようよ♪」などと大量のメールを打つ子がいたりとか、 ねちねちねちねち暗くて黒いお話なんですよ。 まぁ鬱なお話は好きでも嫌いでもないんだけども、これがカードバトルを題材としたものなので「おぃおい・・・」と驚かざるを得ないのだ。 だってカードを売るための促進番組なんじゃないですか? 今までの子供向けカードバトルアニメも明るく楽しく!だったのに、カードバトルすればする程不幸になるっつー内容にして大丈夫?なのかと? しかもカードバトルの詳しいルールとか戦う方法とか全然説明もしないし、そのバトルもわりとアッサリ。つまりバトルを見せようとする内容ではない。 こんなんでカード売れるの?と?スポンサーはこんな内容で企画通したの?と。 大人向け、って事で今までとは違った内容にしたかったのかもしれないが・・・・なんつーか大丈夫?的な意味で吹いてしまう。
で、最初に書いた通り、つかたんは世代じゃないだけにカードバトルってのに価値観が無い。 「○○を□□して△△を強化!」とかやってる事もサパーりわからんし、勝負の駆け引きもご都合に見えて全然面白く見えない。 最近はカードバトルのイベントもよく開かれてるようだし、子供だけじゃなく大人もやってたりする。 正直「いい大人が・・・・」とも思わなくもないが、ガンプラ作ったりアニメ見たりするのも同じ「いい大人が」なんだよな。 カード遊びを子供の遊びと決め付けるべきじゃないんだろうな。 カード遊びしてた子供もそろそろ成人してもおかしくない時期だろうし、そう、カードバトル世代がそのまま大人まで登ってきたって話なんだよな。 それに人間相手のコミュニティであるし、一人引きこもってゲームよりよっぽど健全と言える。
じゃあお前やるか?っつーとやっぱやらない、っていうかやれない。 「暗いカードバトルがあっていいじゃないか」って事で今回のアニメは作ってるんだと思うんだけど、 う・・・う〜んやっぱ突っ込みたくなるなぁ・・・ |
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