 「グランド・セフト・オート」というゲームのシリーズは知ってるだろうか? つかたんは知らない。知らなかった。最近まで。 直訳すれば自動車泥棒、みたいな意味らしい。
その名の通り、自動車を盗む事ができるゲーム。 ・・・・って言えば終わってしまうが。要は犯罪ゲー。・・・って言っても終わってしまうが。 どんなゲームかと言えば要は人生シュミレーションか?いや、都市そのもの、そこに住む人そのものを再現してるゲームと言うか。 「バーチャル」という言葉が昔流行ったが、つまり都市のバーチャル空間に自分が入り込み架空の人生を体験できるって感じか。 そのバーチャル、って言葉があるように、仮想世界そのものは昔からあったわけで、言葉で聞けば新しくもなんともないが、 簡単だ。このゲームが凄いと言える点は簡単だ。「とてつもなくリアル」なのだ。
昔のバーチャル、ってやつは志は高くとも技術が追いついてなかった。 やれる事は自由でもグラフィックが実にショボく、出来る内容もショボかった。 だが技術が追い付いた今ならば、真の意味でのバーチャルができる。つまり時代がやっと追い付いたという感じか。 町並みは本当の街のようで入り組んでて色んな店があって、人も人それぞれ色々やって過ごしてる。 仕事してる人もいればカプールでイチャイチャしてる人もいれば犯罪を犯してる人もいたり・・・・
つかたんは今までこんなゲームをやった事もなく、そおいうゲームが普通にあって普通に大人気だったって事も全く知らなかった。 だから今更知って浦島さんで見ると凄いなぁ・・・・と関心したのだ。 街は本当にキレイだし、人の反応もそれぞれ。それぞれの生活をしてる。 そして自由。服を着替えたりデートしたりハイキングしたりドライブしたり、まさに現実でやれそうな事が全部できる。 車盗んだり飛行機盗んだり人殺したり銃乱射したり自殺したり女買ったり・・・・それも自由。 つまりタブーすらやれてしまう。あらゆる自由がこのゲームにある。 善良な市民を演じる事も可能。破壊者になる事も可能。それもリアルな世界が再現できてるからこその「リアルさ」だ。 別に人殺しならどんなゲームでもやれる。しかし現実をリアルに再現できなければそれは「リアルな世界」にはならないんだよね。 リアルな世界でなければ、人殺しなどの犯罪を「楽しむ」事はできない。
表題にあるように、このゲームのコンセプトは犯罪である。 善良な市民を演じ街を生きる事に喜びを得ようにも、必要なのは当然金。 金を得るためにはストーリーを進めなければいけない。そのストーリーはギャングとの抗争や人殺し、そんなんばっかだ。 そこんところがやっぱGAIJINが作ったゲームだなぁ・・・・と、思う。 さらに恐ろしい事にこれが世界一売れてるゲームだというから驚く。 日本では一応18禁だし、絵としては濃いし、日本人にはゲーマーじゃなければ知らないタイトルだろう。 リアルなバーチャル世界なのに内容としては犯罪を楽しむゲームっつーか。 実際これだけの物を作るためには猛烈なコストがかかる。100億円ぐらいかかってるんだとか? 確かにそれだけ出さないと作れないものだが、それを犯罪ゲーとして作るとはなんともGAIJINというか・・・ それでいて世界一売れてるんだから本当に外人はこんなゲーム好きなんだな。と思わざるを得ない。 前言ってたグロ格闘ゲー・モータルコンバットシリーズも世界一売れてる格闘ゲームと言われてるし、 人殺し・犯罪においては外人はネガティブなイメージ持ってないのね。
しかしそれらの偏見を持たずに見れば、やっぱり凄いゲームなんだよね。 制作費から言っても日本じゃ作るのは非常に難しいだろう。 外人の凄い所は、エンターテイメントとなると金のかけ方がハンパ無い。日本もゲームには金かけられる国なのだが、ワールドワイドとなるとまた別だ。 家庭用コンピューターゲームと言えば日本の独壇場だった。昔は。 今はどんどん押されてむしろ外国ゲーの方が世界的にメジャーになってる感すらある。 日本人の作るゲームはゲームバランスに優れ、ゲームを楽しむ事を重視して作られるわけだが、その分こじんまりというか、斬新さに欠ける。 一方、外人の作るゲームはアイディアは素晴らしいがゲームバランスが悪く一般人にはクリア不可能、ってのが多かったと思う。
今は日本のゲームは日本のマーケットよりも外国のマーケットを重視する傾向があり、必ずしも日本人好みのゲームとは言えない。 一方で外国はゲームバランスも見直され、日本人にもプレイしやすくなってきている。 さらに日本のゲームも外人好みのデザインをするようになったので益々日本ゲーのメリット、日本ゲーである必要性が無くなってきている。 もう日本のゲーム、ダメじゃん、って気になってくるんだが・・・・
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