 新番組のドキドキプリキュアを見逃してしまった。 つかたん的には一応プリキュアの新番組は最初の数話はチェックするのに。 最初の数話で面白いかどうか判断して切るか継続するか決めるのに。 って言っても、ぶっちゃけて言えば観て何か得られるものがあるか、と言えばそうでもなく、 時間の無駄と言えちゃうわけでして、なるべくなら余計なアニメは観ない方がいいわけでして。 それ言ったら全部のアニメはそうだろ?って事になるが、義務感であまり面白くないものをダラダラ観続けるのは無駄だろう。 な、わけでして近年のプリキュアはほとんど観てないわけでして、楽しんで観た最近のプリキュアは「ハートキャッチプリキュア」だ。
プリキュアとは当然女児向けに作られ、女児向けにオモチャを売るために作られてるわけでして、本来いい大人の男性が観るものではない。 だから男性が観る場合は当然賛否両論になる。「やっぱ女児騙しのつまらないアニメ」「いや、ちゃんと観ると中々面白い」。 「女児向け」という先入観があるものの、実際つまらないものや意外と面白いもの、など好みがどうしても出るのは不思議だ。 ってのもプリキュアって基本、前半は友達との友情を深める学園パート、後半は敵が出てきてやっつける戦闘パートという構成になってる。 どちらも重要ではあるのだが、学園パートはシナリオそのものの良し悪しを決める。
つかたんが観て「つまらない」と判断するのは学校のイベント(課外授業や学園祭など)をダラダラみんなで楽しく過ごして、 特に成長を感じさせないストーリー、そこら辺の学生と全く同じ事しかしてない平凡中の平凡なストーリーだ。 もちろん、日常を描くのが学園パートではあるのだが「今日の日常パートです。では後半はいつもの戦闘パートです」と、ルーティーン的な作りが嫌いなのだ。 「時間を潰す」ように作られたシナリオってつまらないんだよね。 では戦闘パートはどうか?と言うとこれも重要だ。「つまらない戦闘」とは、 敵がいつものように暴れてプリキュア登場、ちょっとキックとパンチを繰り出して敵がよろけた瞬間、必殺技でやっつけて終了。 「今日も大変だったね良かったね」と終わるやつ。 要は「水戸黄門」みたいなお約束が嫌いなんだよな。
基本、どのプリキュアもそのお約束を踏む。だが男性ヲタ的に「おおっ!?」とたまに光るシリーズもある。 起伏に飛び、謎や複線を張り巡らせたストーリー、戦略・戦術を駆使し毎度違った戦闘をするもの、ケレンミに溢れた迫力ある戦闘、など。 やはり大人が作り、男性の多くがスタッフであるアニメでは例え女児向けであろうと「間違って」男性にも面白いと思うものも作っちゃう時があるんだな。
ではなぜ男性にとって面白い・つまらないものが出来上がってしまうのか? やはり「対象が女児」という事に尽きる。 もちろん女児向けにわかりやすいストーリーってのもあるのだが、 こと戦闘パートにおいては戦闘シーンに目が肥えた男性からすれば「こうすればもっと盛り上がるのに」「こうすればもっと燃えるのに」と思う事が多い。 お約束の戦闘・つまらない戦闘になりがちなプリキュア。「こうすれば」がわかってるのになぜそうなりがちなのか? 実はそれこそが「女児向け」らしいんだよな。
男性は各人の個性を重視し、弱点などの欠けてる部分を仲間達で補いながら戦うものを好む。 だが女児はそうでもないらしいのだ。 「一緒にマラソンゴールしようね」「一緒にトイレに行こう」など、「一緒にゴール」を重んじるのが女子らしい。 だからプリキュアは設定上は得意不得意はあるものの、戦闘においてはオールラウンダーというか、能力が平均的なのだ。 戦闘シーンがどうしても平坦なものになってしまう。キャラクターに長所も短所も無いんだからな。 だがそれこそが「女児向け」としては正解なのだ。「一緒にゴール」ってのは突出も劣性も無いんだからな。 つまり男子が言う「こうすればもっと面白くなる」をあえてやらないようにしてるんだよな。
考えてみればストライクウィッチーズやビビットレッドオペレーションとかもやってる事は同じなんだよね。 女の子のみが悪役と戦う友情モノ。同じだが、例えばプリキュアの代わりにこれらを放送すればどうだろう?女児には人気出ないだろうな。 一言で言えば男性と女性の価値観が違う、これに尽きるんだろうな。 ともあれ、昔からアニメは男子向けに作られてきた。今ではそこそこ女子(腐女子)向けも増えたが、それでも少数に過ぎない。 ヲタな女子が増えたとは言え、実質男子向けのアニメを観ざるを得ないはず。 彼女らは主に男性向けのアニメを観てどう思ってるんだろうか? やはり我々男性とは違う感性で観てると思うんだよね。 |
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