
「狼と香辛料」っつーアニメを観て見た。 ライトノベルが原作のようだが、ライトノベル原作の物語は主に二種類あると思う。 一つは「厨くさい」もの。もう一つは「大人向けな」もの。 前者はいわゆる「中学生の妄想」的なもので、「設定がこうだからこうなんです!!」というゲーム的な設定を元にストーリーを進めるというか。 能力バトルなど、ドンパチ戦う少年ジャンプ的なものが多いかな? 正直厨くさいのは、つかたん的にきつくなってきた。いかにも!な厨ストーリーは一話の初めだけで「もう無理!」と拒否反応が・・・ 後者はアニメや漫画的なノリよりは、どちらかと言うと小説らしいもの。 狼と香辛料は後者に近いかな?
狼と香辛料は中世ヨーロッパ風の世界観で、行商人が主人公。 ある所で拾った狼の化身のヒロインと一緒に商売しながら旅するというストーリー。 と、聞くと地味に感じるが実際地味だ。 とは言え、商売の駆け引きとか危うさとか今まであまり見た事ないストーリーがかなり新鮮。 「これって詐欺じゃね?」と思うようなやり方も・・・・
とは言え、何がいいってやはりヒロインの狼娘なホロたんだ。 獣娘と言うとバカっぽいイメージがあるだろうが、 何百年も人間を見てきただけに人間をよくわかっており、心理戦ではむしろ商人の主人公より優れてる。 っつーわけでホロたんはお飾りの可愛いだけのヒロインではなく、ちゃんと主人公に必要とされるヒロインなのだ。 ってより、あれだ、主人公との掛け合いがほほえましい。 ストーリーの半分は主人公とホロたんののろけなのだ。ひたすらノロケを見させられるという。 だがそれがいい! 萌え系にはない大人ののろけというか、その雰囲気が心地よい。 ううむ。こんな嫁が欲しい。 |