新・つかたんと疾れ!2015

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...... 2012年07月24日 の日記 ......
■ まゆしぃをすくってあげたいのです   [ NO. 2012072401-1 ]

どうやら評判がいいようなおゲームがあるので安いので買っておいたゲームがあった。そして積んでた。

それは「シュタインズゲート」。まぁ普通のアドベンチャーゲーム。

PS3、PSP、箱丸、PCと、かなりの機種に移植されてる事からも評価が高いのがわかる。

ちなみに一番最初の機種は箱丸。もちろんつかたんは箱丸でだ。

「ババーン!大作です!!」みたいな感じではなく、多分口コミで人気出たんだろうな。

その後、アニメ化や映画化までされてたりする。

 

で、やってみるとこれが実にタルい。

ってのも要はこれ、紙芝居なんだよな。

フルアニメーションやCGがグリグリ動く、ってわけじゃなく、

立ち絵のキャラが台詞しゃべってたまに一枚絵が挿入されるスタイル。

要はエロゲーやギャルゲーの低予算アドベンチャーと同じ。

 

しかしストーリーとしてはかなり本格的というか、かなり難しいSF。

タイムトラベルのための実際の理論を取り入れられて、理屈としてはかなり矛盾の少ない設定だ。

おっと、ストーリーの核はタイムトラベルを主軸としたSF。

SF好きならばもの凄く難しいというわけではないが、このジャンルが好きじゃない人には厳しいかも?

うーおそらく高校生以上じゃなければ理解できないんじゃないかな?

っていうか、想像以上に練られた設定に驚いた。

 

ストーリーはとある大学のサークル?で偶然にもタイムマシンの「ようなもの」を作ってしまい、

それを研究していくうちに陰謀に巻き込まれたり悲劇がおきるというもの。

と、聞くと非常にありきたりのように感じるかもしれないが、これまでにない程の最新の?宇宙理論に基づいて作られているためむしろ斬新だったりする。

が、しかしそおいう理屈をプレイヤーに説明する必要があるために序盤はかなりタルい。

いや面白いは面白いが要は「長すぎる」んだよな。

フルボイスであるが故に、かなーり長くなってしまう。一日2時間ぐらい遊んでも全体のストーリーの1/10程度。

社会人には中々きつい。それ故に序盤で投げてしまう人が多いのだ。

だが、それを抜けられれば後半で一気に面白くなる。

 

これまで「凄いものを作ってしまった!ヤッホー実験だ!」みたいなノリで進んでたストーリーが一変、

ある組織の陰謀に巻き込まれついに仲間が殺され・・・・

と、聞くとありきたりに聞こえるかもしれないが、日常から非日常へ落とされる絶望感というか、恐ろしさが凄くリアルというか「え?マジ?どうすんの?これ?」的な急展開ぶりに目が離せなくなる。

後半からのストーリーがものすんごく面白いのだ。

 

ぶっちゃけた話、このゲームは「ストーリーこそ全て」だ。

システムはほとんどプレイヤーが操作する事のない紙芝居。はっきり言って「ゲームとしてはクソ」だ。

だがストーリーが凄い。ストーリーだけが飛びぬけて凄いのだ。

個人的にはヘタなドラマ、映画、アニメよりもシナリオが素晴らしい。

ヘタ、というか、「たかがゲームによくもここまで練られたシナリオを描けるな」って感じだ。

例えば「小説やアニメ等に取っておこうとか考えなかったんだろうか?もったいないと思わなかったのかな?」と思える程ストーリーが秀逸なんだよな。

 

ゲームってどこか「甘え」があるじゃん?

プレイヤーが自由に操作し「ストーリーの尺」に縛られないゲームという世界では映画や小説とは違った独自のストーリー感があるじゃん?

プレイヤーがある程度自由にストーリーを変えられる分、「まぁゲームだから」「ゲームとして楽しむから」というストーリーの甘さ、中途半端さ、矛盾さ、とかあると思うわけ。

つまり純粋にストーリーを抜き出してみると、意外とつまらない、というゲームは非常に多いだろう。

例えばゲームがアニメ化してみるとこれがファン以外には面白くない、というストーリーはかなり多くないか?

 

シュタインズゲートはそおいう甘えを一切排除し、ストーリーそのものを非常に洗練させたものだと思う。

ストーリーそのものを映画や小説にしても全く恥ずかしくない、というか・・・

実際実写映画やドラマにしても十二分に通用できると思う。

ちょっと新しいゲームのスタイルだと思う。

 

ちなみに初プレイのクリア時間は26時間!・・・・どうりで長いと感じたわけだ・・・

まぁ途中で放置してお食事タイムとかしてたので控えめに見ると20時間だとしても・・・・

アニメだと一年近い放映時間だぜ・・・・っていうかヘタなRPGだな・・・・

全シナリオを見たいが、しかし・・・長すぎるぜ・・・・トゥットルー!


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